相方さんが「山梨に行くなら、吉田うどんを食べたい!」と言ったので、吉田うどんを食べに行きました。
⭐︎吉田うどんってなに?
吉田うどんは、山梨県富士吉田市周辺で昔から親しまれているご当地うどん。
特徴はなんといっても…
・極太でコシの強い麺
・トッピングはキャベツや馬肉などちょっと個性的
・スープは味噌×醤油ベースが多め。最近は煮干し出汁も人気!
そしてこの“ガシッとした噛みごたえ”には、ちゃんと理由があるんです。
もともと吉田うどんは、農作業の合間に食べるスタミナ食として広まりました。だから、しっかり噛んでお腹にたまるように、太くてコシのある麺になっていったのだそう。
さらに、富士吉田は標高が高くて涼しい地域。
そのため、日持ちがしやすく、伸びにくい麺づくりにも向いていたとか。
つまり、吉田うどんのこの“ワイルドな食感”は、働く人の暮らしと気候に寄り添って生まれた、知恵の味なんです。
⭐︎うどん屋源さん

「うどん屋源さん」は、山梨県富士吉田市にあるうどん屋さん。観光地っぽい派手さはないけど、どこかほっとする、素朴で温かい雰囲気のお店です。
一見素朴なお店ながら、実は麺・スープ・具材すべてに職人のこだわりが詰まっています。
毎日気温・湿度・水分量・塩分濃度を細かくチェックしながら、麺の状態を調整。水分量を抑えた生地は最初ポロポロしていますが、ローラーでしっかり加圧してなめらかにし、24時間寝かせてから使用しているそう。
幅5mmほどに手切りされた麺は断面が四角く、もっちもちで噛みごたえ抜群。吉田うどんらしい“ハード系うどん”をしっかり体感できます。
スープは、九十九里の煮干し専門店にオーダーした特注煮干しをメインに、日高昆布、ソーダ節、サバ節、かつお節を合わせて、なんと低温で20時間もかけて出汁を抽出。
さらに具材は、キャベツは季節ごとに産地を変えて厳選し、角煮には地元・山中湖の「富士桜ポーク」を使用しているとのこと。
土曜日の11時半ごろに訪れたのですが、タイミングよく並ばずに入店できました!
お昼どきになると少しずつお客さんも増えてくるので、早めの時間帯が狙い目かもしれません!
店内はテーブル席と小上がりがあり、おひとり様から家族連れまで、地元の常連さんらしき方々がのんびり食事を楽しんでいる様子が印象的でした。
⭐︎メニュー



うどんだけでなく、つけ麺や、ラーメンもあります。
うどんは、みそ味・特濃にぼし味・スタミナ味・しお味と種類が豊富で何を注文しようか迷ってしまいます…

注文は付箋に書いて、店員さんに渡しにいきます。
⭐︎料理
▷ 特濃煮干し味 角煮(1050円)

今回選んだのは、「かけうどん(特濃煮干し)」の角煮です。
まず一口スープを飲んでびっくり。想像以上に煮干しの旨みがガツン!と来きます。
「特濃」の名にふさわしい、深くて香ばしい魚介のコクがしっかり出ていて、クセはないけどインパクトがあります。
麺はもちろん、吉田うどんらしい極太&超コシ強め。すすれない(笑)けど、しっかり噛むほどに小麦の風味が広がります。
そして、上に乗っている角煮がこれがまた想像以上のクオリティで…とろっとしてるというよりは、表面がカリッと中がふわっとしていて肉の旨みが詰まってました。
スープの煮干しと豚の旨みが不思議とケンカせず、むしろ深みが増して相性抜群でした。

卓上の「秘伝の辛みそ」で味変もできます。少し入れるとピリ辛になり、いいアクセントになります。
⭐︎まとめ
「うどん屋源さん」は、見た目はシンプルでも、麺もスープもトッピングも、丁寧なこだわりがぎゅっと詰まった一杯でした。
特濃煮干しの旨み、コシがある麺、カリふわの角煮…どれも印象に残るおいしさで、「また食べたいな」と思いました。
吉田うどんがはじめての人にも、何度も食べている人にも、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店です!
▼ 店舗情報
📍 所在地:山梨県甲府市上石田4-5-3
🕒 営業時間:11:00〜14:00( LO:13:30)
🗓 定休日:月曜日
🚗 駐車場:店舗前にあり(数台)
公式HP:https://udonya-gensan.jp/