相方さんが山梨には富士急しか行ったことがないと衝撃発言があったので、山梨グルメ旅行に行ってきました。
山梨と言ったらやっぱり「ほうとう」ですよね。
⭐︎ほうとうの由来って?
「ほうとう」は、山梨県の郷土料理で、味噌仕立ての汁に幅広の平たい麺と、かぼちゃや根菜をたっぷり煮込んだあたたかい鍋料理です。
山梨は山が多く平地が少ない盆地の地形で、昼夜の寒暖差も大きいため、昔は大規模な水田でお米をたくさん作るのが難しい土地でした。そのため、米の代わりに小麦粉を使った麺料理が発達し、野菜や根菜をたっぷり使ったほうとうは、家庭の定番で栄養満点の食事として親しまれてきました。
さらに、武田信玄の陣中食だったという説もあり、体を温めて栄養を補う滋養強壮の料理として昔から愛されてきた歴史があります。
⭐︎甲州ほうとう「小作」
「小作(こさく)」は、1972年創業の山梨発の郷土料理専門店。山梨県内を中心に店舗を展開していて、地元の人はもちろん、観光客にも長年親しまれています。
山梨県甲斐市にある人気店「ほうとう小作 竜王玉川店」で名物のほうとうを食べてきました!


お店は古民家風の落ち着いた雰囲気で、立派な庭園があります。まるで旅館に来たかのようです。



どこか懐かしくてあたたかい空間で、山梨の風土や歴史を感じながら、ゆっくり食事を楽しめます。食べるだけじゃなく、“山梨らしさ”を体感できる場所です。

店内には、ほうとうや山梨名物のお土産もありました。
土曜日の17:30頃に行きましたが、混み合っていることなくスムーズに入れました。
⭐︎メニュー




「小作」の魅力のひとつは、ほうとうの種類が本当に豊富なことです。
「かぼちゃ」や「豚肉」だけじゃなく、「猪肉」ほうとうや「鴨肉」ほうとう、「きのこ」ほうとうや「あずき」ほうとうなんかもあります。
何度も通いたくなるラインナップです。
さらに、ほうとう以外のメニューも充実していて、すいとんやおじや、そばや揚げ物まで幅広くそろっていました。「がっつり食べたい人」も「ちょっとつまみたい人」も、誰でも満足できそうな構成です!
⭐︎料理の到着
今回は3品を注文してみました!
▷ 猪肉ほうとう(2,700円)

とにかくボリューム満点!大きな鉄鍋にアツアツのほうとうがたっぷり。
根菜やかぼちゃがごろごろ入っていて、味噌ベースのスープが身体にしみわたります。猪肉ははじめて食べましたが、臭みがなく、ほどよく歯ごたえがあって美味しいです。
食べごたえ十分で、これ一杯でお腹いっぱいになります!
▷ 馬もつ煮(600円)

馬のもつって珍しいですよね!
やわらかく煮込まれていて、甘辛い味付けがごはんにもお酒にも合いそう。クセもなく、食べやすい一品でした。
▷ 川エビの唐揚げ(500円)

カリッと香ばしく揚がった川エビは、ビールのお供にぴったりな一品です。
サクサク軽い食感で、手が止まらなくなる美味しさでした!

小作では、卓上にほうとうをさらに楽しめるオリジナル調味料があります。
・炒めにんにく七味入り
にんにくのパンチに七味の辛みが絶妙で、味噌ベースのほうとうにちょっと足すだけで一気にコクがアップ。
「ちょっと変化がほしいな〜」という後半戦にぴったり。
・ゆず七味
ほんのり柚子が香る、さっぱり系のアクセント。
こってりしすぎない、やさしい後味に整えてくれるので、最後まで飽きずに食べられます。
⭐︎まとめ
見た目以上にボリューム満点だった「猪肉ほうとう」は、もちもちの麺と味噌のやさしい味、そしてかぼちゃの甘みがじんわり広がって、体の芯からぽかぽかに。猪肉もクセがなく旨みたっぷりで、ほうとうと相性ばっちり。心もおなかも大満足でした。
馬もつ煮や川エビの唐揚げも、素材の味が引き立っていて、ついついお酒が欲しくなるおいしさ。
慌ただしく食べるのではなく、ゆっくり味わって食事を楽しむ時間がとても心地よかったです。
「小作 竜王玉川店」は、古民家風の落ち着いた建物に庭園もあって、静かであたたかい雰囲気。休日の夕方でも混雑しておらず、のんびり過ごせたのも好印象でした。スタッフさんの接客も丁寧で、旅の途中に立ち寄るにはぴったりのお店。
ただ食べるだけじゃなく、山梨の歴史や空気感まるごと味わえるような場所。
山梨に行ったら、ぜひ立ち寄ってみてほしい一軒です。
▼ 店舗情報
ほうとう小作 竜王玉川店
住所:山梨県甲斐市玉川1584-1
営業時間:11:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:なし
駐車場:あり(広め)
公式HP:https://www.kosaku.co.jp/tenpo-ryuuoutamagawa.html