
今日は少しだけ、私の心の奥にある想いを綴りたいと思います。
私は母のことが大好きです。だから大事で大切にしたいと心から思います。
私が母を大切にしたい理由は、数え切れないほどあります。
私たち兄弟3人を、ひとりで育ててくれた母はシングルマザーでした。昼も夜も働きづめで、ほとんど寝ずに仕事をこなしていました。子どもだった私は、寂しいって思うばかり。それがどれほど大変なことか、想像もしていませんでしたが社会人になった今その苦労がわかります。
そんな忙しい中でも母は、学校行事や授業参観には必ず参加し、習い事の送り迎えもしてくれました。それだけでなく、私たち兄弟をたくさん旅行に連れて行ってくれました。家族での旅行の思い出は、今でも私の宝物です。習い事も「やりたい」と言えば、いつも「いいよ、やってみな」と背中を押してくれました。金銭的にも決して余裕がある家庭ではなかったのに、私たちのやりたいことを応援してくれて可能性を信じてくれたんです。
そんな母に私は反抗期、たくさんひどいことをしてしまいました。無視をしたり、思ってもない酷いことを言ってしまったり…。今思い出しても胸が苦しくなる思い出です。
看護師という仕事をしていると、「親がいることは当たり前じゃない」と痛感する瞬間があります。患者さんやそのご家族の姿を見て、“後悔”という感情の深さを、何度も目の当たりにしてきました。
そして周りの友人の中には、もうお母さんを亡くしてしまった人も少なくありません。そんな話を聞くたびに、胸が痛みます。
だからこそ私は、母が元気な今、できるだけ大事にしたいんです、照れくさいけど、「ありがとう」「大好きだよ」って、ちゃんと伝えていきたい。後悔する前に、私の気持ちを届けたい。
小さい頃母がいなくて寂しかった分、今できるだけ母と一緒に過ごしてたくさん話して母のことを知ったり、楽しい思い出を作りたい。
母が私にしてくれたように、私も母を大切にしていきたいんです。
母と過ごす時間を、これからも「ご機嫌」に。